女性の起業でもっとも人気なのは、飲食業の開業です。小さくても自分らしい店を持つということに憧れる女性が増えています。特に女性は内装や外装にこだわり、自らも手作りをするなど、自分の好きな空間を演出し、おしゃれで、素材にこだわった料理やお菓子、パンなどの提供をしています。
また、面積の小さい店舗やネットショップでも可能な雑貨の販売も人気。特に女性におおいのは、輸入雑貨を扱ったショップです。旅行で訪れた、お気に入りの国のかわいい小物達や家具、アクセサリー、服などを扱う店が増えています。買出しは旅行もかねて行えるので、楽しみながら仕事にもなるということで人気なようです。
また、その国の飲み物を提供するコーナーをショップの一角に作ったり、その国の言語教室を開催するなど、趣味が強みとなる商売の広げ方、新しいアイディアが豊富なのが女性の特徴となっています。
紅茶専門店、オーラソーマなど、専門的サービスに特化したミニショップを開業するのも、女性の開業に多く見られる特徴です。
女性に人気といえばエステやマッサージなど。大きな店舗ではなく、小さなスペースでこだわりの空間で施術をするお店がおおいようです。
過去にマッサージやエステ店などでの経験のある方もいますが、開業のために学校に通い技術を学ぶという方がおおいようです。また、好きな国独特のマッサージを学び、店内をまるでその国に来たような装飾にし、施術を行うなどのこだわりのサービスを提供する店がおおくみられます。
また、人気のネイルサロンは広いスペースがなくても開業でき、道具をそろえる必要はありますが、エステ器具などに比べると初期投資を抑えて、比較的無理なくスタートできる美容系の仕事と人気がでています。ただし、ネイルサロンは立地がかなり集客に影響するので、店舗の家賃に悩む方もおおいようです。
個人店に関して言うと技術や接客対応による評判(口コミ)が、その後の存続に大きな影響を及ぼします。駅前の一等地に店舗を構えることは、土地所有者でない限り、個人では難しいもの。その分、『リピーターを確保すること』と『口コミ』がなにより重要となっています。
女性が個人で開業する職種で、比較的おおいのが『特技を生かした教室』です。フラワーアレンジメントや料理教室など、趣味や特技を教えるということで収入を得ている女性が増えています。また、ヨガを長年続けてきた女性がインストラクターになることもあります。
いずれも教室やスタジオといったある程度の人数が集まれる場所と、内容にあった設備が必要になります。教室で利用する道具や消耗品も必要で、初期投資と家賃、継続的な経費がかかります。収入は生徒さんの数で大きく左右されます。1回ごとの参加費制なのか、月謝制にするのか、教室の定員は何名までか、最低何名以上で開催するのかなど、収入に見合う設定を事前に計算し、考えておくことが重要です。
自分の店を持つ
女性の起業の中でも、もっともおおかったのが、自分の店を持ちたいという意見。
自分の好きなもの、得意分野などを生かした趣味を仕事にしたお店。自分のこだわりをとことん追求して、おおくの人にその良さを伝えたいという思いを持った女性は数多くいます。
自分が行きたいお店づくりを、女性ならではのきめ細かなアイディアで実現させている女性がたくさん。
飲食・美容・教室など、自分らしさを出すお店づくりの色々をまとめました。
起業するメリットとデメリット 女性が起業するとなると、実際に上手くいくのだろうかと不安になることもあるでしょう。女性が起業する際に考えられるメリットは、ライフスタイルを大切にしながら働けること。そのほかにも、女性ならではのメリットや認識しておきたいことがいくつかあり、ここでは詳細をまとめています。起業することで紐づくメリットやデメリットについてもしっかり把握しておくと、ある程度の覚悟を持って挑めるのではないでしょうか。